金沢旅行
GW後半は、2泊3日で金沢に行ってきました。
◎お得情報◎
・東京から北陸新幹線で向かう場合、急ぐなら“はくたか”(約3時間15分)よりも“かがやき”(約2時間半)
※ただし、“かがやき”は全車指定席
・土日祝日限定の“まちバス”は運賃¥100で、行き先によっては“北鉄バス1日フリー乗車券”(¥500)を購入するよりもお得
・金沢21世紀美術館は、“るるぶ”を購入しておくと、ラーメンズ片桐仁さんのオーディオツアーを聴くことができる
るるぶ金沢 能登 加賀温泉郷’19 (るるぶ情報版(国内))
- 作者: JTBパブリッシング
- 出版社/メーカー: JTBパブリッシング
- 発売日: 2018/03/20
- メディア: Kindle版
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・尾山神社の神門のステンドグラスは、夕日に当たると綺麗なので、夕方を狙う
◎反省点◎
・兼六園と金沢城公園内施設の両方へ行く場合、“兼六園+1利用券”を購入すると、¥110お得なので、同日に観光すべし
・金沢21世紀美術館は、“北鉄バス1日フリー乗車券”を購入すると、¥1,000→¥800に割引
北鉄バス1日フリー乗車券|観光に便利なバス |北陸鉄道株式会社
〜1日目〜
12時金沢駅到着
→ホテルチェックイン・荷物預け
→近江町市場でランチ
“近江町コロッケ”の甘エビコロッケを食べながら、“じもの亭”の大行列に並びます。
入店後、相方は海鮮丼(華)、私は北陸の幸丼を食べました。
→兼六園を散策
雨上がり後で、新緑が青々としていて気持ち良かった。
→夕飯は金沢おでん
金沢百番街にある“山さん”へ。
出汁は、あっさりとした薄味。
オススメの具は、ばくだん(練り物の中にゆで卵)、しのだ巻き(野菜を油揚げで巻いたもの)、こぶ巻き(練り物を昆布で巻いたもの)、くるま麩、たこ。
地酒の“天狗舞”を飲みながらいただきました。(升は福正宗ですが…)
〜2日目〜
金沢城公園を散策
金沢城自体はもう存在しませんが、前田利家が百万石を領していたと言われるだけの、広大な敷地と城壁を見物することができます。
→ひがし茶屋街でランチ・散策
観光スポット詳細情報|観光スポット検索|金沢市公式観光サイト 金沢旅物語
まずは、“次平”で加賀野菜の天丼のランチ。
お茶菓子も味わいたくなり、“森八”の加賀棒茶セットで一服。
その後、“箔一”で金箔貼り体験。
名人コースの梅皿に、相方は加賀八幡起上り、私は春限定の加賀手まりをチョイス。
手まりの柄が細かく、金箔を剥がすのが大変でしたが、思い通りのデザインになり大満足でした。
体験後は、金箔ソフトを食べて一休み。
→尾山神社を参拝
前田利家とお松が祀られた神社。
神門に飾られたステンドグラスが、夕日に当たって綺麗でした。
→長町武家屋敷跡を散策
九谷焼のお店がいくつかあり、お手頃品から高級品まで様々でした。
金沢・長町武家屋敷 散策まっぷ | 金沢・長町武家屋敷の由来・歴史等をご紹介します。また、観光案内やアクセス方法、付近の博物館・資料館・グルメ・ショッピング等をマップで掲載しております。
→夕飯は加賀会席料理
のどぐろと治部煮を食べたいと思い、“大名茶屋”へ。
〜3日目〜
金沢百番街でお土産購入
→ホテルで宅配便を依頼し、チェックアウト・荷物預け
→ランチはハントンライス
“グリルオーツカ”のハントンライス。
ハントンライスとは、ハンガリーの「ハン」と、フランス語でマグロを意味する「トン」を合わせて作られた言葉だそうです。
こちらのハントンライスは、マグロと小エビのフライが各2つずつ乗っていました。
非常にボリューミーだったので、お店のオススメ通り、女性はハントンライス小でも十分だと思います。
→金沢21世紀美術館を鑑賞
無料の交流ゾーンは常設展で、意外とここだけでも楽しめます。
有料の展覧会ゾーンは企画展になるため、そのときによって作品が異なります。
ただし常設で有名な“スイミング・プール”の下へ行くには、展覧会チケットが必要となり、上手いことできています(笑)
→ホテルで荷物をピックアップし、帰路へ
みさきまぐろきっぷ旅
昨日、“みさきまぐろきっぷ”を使って、三崎港周辺を友人達と観光してきました。
京急線の駅の券売機で、品川からは¥3,500、横浜からは¥3,400で購入することができます。
11時に三崎口駅に到着。
三崎港付近へは、バスで20分程かかります。
その所要時間を利用して、どのお店で“まぐろまんぷく券”を使うか考えようと、とりあえず城ヶ島行きのバスに乗車。
11時に開店するお店が多く、各店舗の混雑状況が専用のサイトで確認できるため、それも見ながら、お店を決めることに。
候補は、くろば亭、中村屋、紀の代。
ただこの日は平日の火曜日で、紀の代は定休日と思われます。
そしてGWの中日でまだまだ観光客も多く、くろば亭と中村屋は、一瞬にして”待ち時間2時間以上”に。
途方に暮れていたところ、なんと紀の代が営業している!!
どうやらGW期間中は、平日の火曜日でも営業していたようです。
しかも“空席有り”。
早速、日ノ出で下車。
入店後、まずは小鉢が来ました。
この日は、マグロのスジの煮凝り。
さらに平日特典としてもう一品、マグロのわた(胃袋)も付いてきました。
こういった珍味は、新鮮だからこそ食べられる一品です。
不味くはありませんでしたが、個人的には苦手だったかな…。
そしていよいよ、“とろとろ丼”の登場!
ヅケ、ビントロ、ネギトロ、ホホのユッケの4種のマグロが味わえる丼です。
いやーこれは美味しかった!!
マグロのつみれ汁も付き、念願通り、マグロ三昧な昼食でした。
大満足後、城ヶ島の絶景スポットへ。
ウミウ展望台。
火曜サスペンスごっこができそう。
馬の背洞門。
この前でジャンプをする若者が多かった。
ここから海岸に沿って、城ヶ島を横断しましたが、いばら道でめちゃくちゃ大変でした。
岩場はゴツゴツして不安定で、砂場はザクザクと靴が埋まります。
城ヶ島灯台に辿り着いたときには、靴の中は砂だらけ、全身が汗だく…。
見応えのある海岸ですが、スニーカーで行くことをオススメします。
すっかり疲れきった私達は、バスで三崎港にある“ミサキドーナツ”へ。
私はブルーベリーヨーグルトのドーナツをチョイス。
ふわふわした甘い生地と、ベリーの爽やかな酸味が、疲れた身体に染み渡ります。
可愛い店内とゆったりしたソファーに包まれて、心地よい時間を過ごすことができました。
元気を取り戻した後、近くの“海南神社”へ。
立派な神社で、御朱印も豪華でした。
その後、“うらりマルシェ”で、まぐろコロッケを食べ歩きしながら、各店舗を見学。
野菜を使ったプリンも食べたかったのですが、時間が遅く、閉店していました。
16時には閉まっているお店もあるため、その前に行く方がいいかもしれません。
そして近くの“羽床総本店”で、”三浦・三崎おもひで券”を使って、かじきの味噌漬・粕漬、焼きかじきの西京漬・味醂醤油漬が1切ずつ入った“羽床漬魚セット”をいただきました。
最後に友人が気になっていたかき氷屋さんに行くか迷いましたが、お土産の鮮度も気になり、今回は断念することに。
地産の野菜やフルーツを使ったかき氷のようで、とっても気になります!
次回また行く機会があれば、リベンジしてみたいです。
『隣の家族は青く見える』を見て
『隣の家族は青く見える』の最終回が、先日放送された。
不妊、ステップファミリー、LGBTなど家族のシビアな問題に斬り込みつつ、登場人物全員に愛嬌があって、ほんわかしたドラマだった。
子供を望んで、不妊治療に励むカップル。
子供を望んでいないが、前妻の子が加わって子育てをすることになったカップル。
カミングアウトできずにいたゲイカップル。
こうしたマイノリティなカップルが描かれる一方、大企業に勤める父と専業主婦の母というマジョリティ(だった)なカップルも描かれていたことが良かった。
このマジョリティなカップルも、家庭を顧みることができないことに苦悩し大企業を退職する父、そして子供の受験とインスタ映えする料理のことしか考えられない母の変化が描かれていた。
様々な家族の形があるというメッセージがあることはもちろん、子供を作ることができないことや、ゲイであることなど、ありのままの自分達を受け入れて、家族みんなで協力して生きていこうという姿勢が素敵だった。
その姿勢が、ほんわかした雰囲気に繋がっているのかもしれない。
家族の多様な価値観をメディアが取り上げ、さらに自然体で好印象な形で見せたこのドラマは、もっと評価されて良かったと思う。
『FUNHOME』を観劇して
先日、『FUNHOME』というミュージカルを観た。
ゲイだった父親が自殺した年齢に、レズビアンの主人公がなったのを機に、過去を振り返るという話だ。
常に主人公の視点で物語が進むため、父親の心境については一切触れられていないが、印象的だったのは父親の苦悩だ。
父親は、自分がゲイであるという事実を、受け入れることができていないのかもしれない。
それゆえ、”素敵な家”に暮らす”立派な父親”を演じ、家族にも”完璧”を強要していた。
ところが主人公である娘は、大学生になったとき、「私はレズビアンだ」と家族に告白する。
そして主人公は、好きになった女性と一緒に、父親のいる実家に帰った。
レズビアンの自分を受け入れることができた娘の姿を見て、父親は動揺したのだろう。
なんとか取り繕って生きてきた自分の人生を、否定されたように感じたのかもしれない。
その後、父親は自殺をしてしまう。
主人公である娘にとっては、自分と似た境遇を持つ父親に、レズビアンの自分を認めてもらいたかった。
しかし父親は、ゲイの自分を受け入れられない未熟さを持っていたため、完全な和解はできなかった。
これらの父親の苦悩はあくまで推測だが、父と娘が心を通い合わせることができなかった悲しさが、ジワジワと襲ってくる作品だった。
「うしろめたさ」に向き合う
久々に良本に出会えた。
刺さった言葉たち。
「知らないうちに目を背け、いろんな理由をつけて不均衡を正当化していることに自覚的になること」
「ぼくらのなかの「うしろめたさ」を起動しやすい状態にすること」
「人との格差に対してわきあがる「うしろめたさ」という自責の感情は、公平さを取り戻す動きを活性化させる」
「市場、社会、国家、いずれも表向きは別の領域にある」
「でも、その分断された領域はちゃんと裏でつながっている」
「そのつながりを表面にあぶり出し、領域を超えることがけっして不当ではないこと、そしてつなげ方によっては、公平さのバランスを取り戻す契機になる」
「利潤や対価といった市場の論理ではなく、他者への贈与として「仕事」をとらえなおす」
「「家族」の役割や範囲を広げてみる」
「「消費」という行為を拡張し、市場の壁を越えて生産者と消費者とのつながりをつくりだす」
「どんな場でどう線をずらすかは、人それぞれだろう」
「あたりまえ」に生きている社会について、新たな発見を与えてくれる本に出会えると嬉しくなる。
社会学や人類学は、やっぱり楽しい。
私も境界線を曖昧にして再構築する人になりたい。
ボロアパートの住人は今
アパートオーナーをしている父に、「あんなボロアパート、早く壊しちゃえばいいのに」と、学生の頃よく言っていた。
それに対し父は、「あんなボロアパートでも住む人がいるんだよ」と答えていた。
月3万円で築40年の風呂なしボロアパートのオーナーの娘であるとは、学生時代は恥ずかしくて、誰にも言えなかった。
しかも住人が孤独死をすることも度々あり、周りの住人から「あの部屋から異臭がする」と苦情が入ると、父はマスターキーを持って部屋に確認をしに行き、その後警察を呼んで、住人の最期の姿に立ち会っていた。
そんな父を見るたび、なぜここまでするのかと疑問も感じていた。
その後、ボロアパートは取り壊され、祖父母の相続税分として土地は売られ、今は知らない家族が建売住宅に住んでいる。
僅かに我が家の資産として残った他のボロアパートも、今は取り壊され、新しいアパートとなっている。
あのボロアパートの住人達は、その後どうやって暮らしているのか。
この番組を見て、恐ろしくなった。
「ボロアパートでも住む人がいる」という父の言葉の意味が、今ようやく理解できた。
連帯保証人がいたとしても、家を借りることがなかなか難しい世の中だ。
あのボロアパートの住人は、さぞかし苦労していることだろう。
”おもてなし”が欲しいならチップを払おう
いまこそ「まっとうな仕事」の議論をしよう
http://miraimedia.asahi.com/sdgs2030/tsunemi_1/?utm_source=facebookad&utm_campaign=ad&utm_content=20180124-1
先月、新婚旅行でNYに行ってきた。
NYでは、毎朝ホテルの部屋を出るときや、飲食をする際など、サービス業に従事する人たちに対して、チップを払うのは当たり前の社会だ。
さらに、観光船のガイドさんや美術館の入館料も、決まった金額ではなく、自分で金額を決めて払うシステムだったことに驚いた。
でもサービス業を存続させるためには、チップ制度を導入するのが一番だと思った。
良いサービスを提供する人たちはそれなりの報酬を受け取り、適当なサービスを提供する人たちには報酬を受け取ることができない。
しかもチップにすることで、会社に搾取されることなく、個人の成果がそのまま報酬として受け取ることができるのだ。
”おもてなし”という言葉で、会社が労働者を搾取するような企業は、淘汰されるべきだと思う。
”おもてなし”を仕事で行うには、それなりの報酬が必要だ。
報酬を受け取ることのできない会社は、ブラック企業なのではないか。