嗅覚過敏なゆとりの申し子日記

ゆとり世代の嗅覚過敏な自分が、個人的に考えたことを綴る日記です。

佐々木俊尚さんと小野美由紀さんのトークショーに参加して

昨日、佐々木俊尚さんと小野美由紀さんとのトークショー「疲れない“つながり”をどうやって作る?自分サイズに合う人間関係の築き方」に行ってきました。

 

佐々木さんについては、以前からTwitterFacebookをフォローしていました。

小野さんについては、安富さんとの対談記事を読んで、著書『メゾン刻の湯』を知りました。

メゾン刻の湯

メゾン刻の湯

 

早速気になり読んでみると、ストーリーの中に、人間の弱さに対する視点の鋭さが散りばめられており、すっかり小野さんのファンになりました。

小野さんのTwitterをフォローしたところ、今回のイベントを知り、参加することにしました。

 

 

実際に拝見すると、佐々木さんは非常に冷静で、ご自身でも仰っていた通り、今この瞬間を楽しむことに長けた方という印象を持ちました。

そして小野さんは、佐々木さんへの質問を事前に準備してくる真面目な方で、相手の発言を自分の中でゆっくり咀嚼しながら対話し、自分が納得できない発言については感情的になるような素直な方という印象でした。

 

トークの中で印象的だったのは、「今後は、コミュニティではなく、銭湯やカフェ等、コミュニケーションを取らなくても成立する場を作ることが求められる」という佐々木さんの言葉です。

“コミュニティ”に所属してしまうと、マウンティングが行われ、人間関係のしがらみに疲れてしまう。

しかし完全に自由に生きていくには、“個のブランディング”が必要となり、私達“凡人”は生きづらさを感じてしまう。

そのため、人間関係が流動的な居場所がベストというお話でした。

 

例として挙げられていた“大学”という場所も、確かに居心地が良かったなと感じます。

一つのコミュニティに縛られることなく、ゼミに入ったり、サークルに入ったり、バイトをしたりと、複数の居場所があり、社会人になってもそんな生き方をしたいなと思っていたところでした。

 

 

私は現在、会社内の人間関係の疲弊により心身を崩し休職中ですが、生きていくためにはお金が必要だし、今後は育児もしたいという想いもあり、社会保障が完備された正社員というステータスは、苦しいけれども捨てない方が良いのかもしれないと悩んでいたところでした。

でも今回のトークを聞いて、収入は減ってしまうかもしれませんが、もっとゆるく働きながら、今この瞬間を楽しむ生き方にチェンジしていこうと背中を押してもらえました。

 

 

ただ今回はトーク時間が1時間と短かったので、ちょっと物足りなかったです。

特に、小野さんの持論をもっと伺ってみたかったです。

 

その物足りなさを、今回購入した佐々木さんの著書『広く弱くつながって生きる』を読んで埋めてみようと思います。